krmbonnnの日記

読書記録や感想などを気ままにあげていく予定です。文を書くのがあまり上手ではなく、見苦しいところもあるかもしれませんが、学生の戯言だと思い暖かく見守ってもらえると嬉しいです。

小説「わたしの幸せな結婚」を読んでの感想。

最近実写映画化された、「わたしの幸せな結婚」という本を読みました。

ずっと気になっていたんです…これ!!

たまたま書店に立ち寄ってみると、レジの近くにこの本を見つけて衝動買いしてしまいました。いざ読んでみるととても面白く、一晩で読み切ってしまいました笑

主人公である美世は、名家に生まれながらも異能を持っていなかったので虐げられていた不幸な少女。彼女は人権も失われ、使用人のような生活を強いられてきました。

そんな美世に、縁談が持ち込まれます。嫁ぎ先は、冷酷無慈悲で大勢の婚約者候補が三日と持たずに逃げたしたと噂の若き軍人、清霞でした。

ここで失敗すると帰る家もない美世は、日々努力を繰り返し、少しずつ心を通わせていきます。このお話は、一人の不幸な少女が、愛されて普通の幸せを手に入れるまでの物語です。

 

 

一人のけなげな女の子が幸せをつかんでいく、ありふれたシンデレラのような王道な物語で、とても安心しながらサクサクと読むことができます。それにファンタジー要素が加わり、時代感も相まってとてもよく仕上がっているというのが率直な感想です。

 

タイトルからしてずっとあまあまなのかと少しは思っている自分もいましたが、読み進めてみるとそんなことはありません。冷酷なひとなだけあって少し不器用で冷たく感じる部分もやはりあります。ですがその分甘えてきたときがとてもいい…!!(語彙力)

ストレートな愛情表現や、それを言った後に照れていたりなど、てえてえの嵐です。やはり不器用な人からしか供給できない恋愛要素は存在すると改めて感じました。

 

この本は、恋愛小説が好きな人全員に読んでほしいと思うほど、キュンキュン要素であふれています。ですが、ストーリーや時代感、設定からして、恋愛小説が苦手な人でも、誰が読んでも気に入ることができるお話だと思いました。

理不尽な環境で育ってきた美世が、もっと幸せになってほしいととても願います。これからの物語の展開のしかたがとても気になるので、続刊も引き続きよんでいきます。